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| アカデミー賞を多数受賞したことで有名なこの作品。しかし、見る前の知識としてはローマ時代を舞台にした物語、位のことしかなかったし、スペクタクル巨編らしい、という感覚だったので、見ている時は戦車競走のシーンがクライマックスなんだと思っていた。 そのため、終盤、これほどキリスト教色が全面に出てくるとは思いもせず、そこにちょっと引っかかりを感じた。しかし、思い返してみれば、この映画はキリスト誕生のシーンから始まり、随所にキリストに関するエピソードが盛り込まれており、クライマックスへの伏線はちゃんと張ってある。そういう意味では、キリストに関するエピソードが不自然と感じるほどではなかった。しかし、一概にエンタテイメント作品とも言い切れないところはある。 |
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キリスト関連以外のストーリーもやや薄い印象。上映時間が4時間近くに及ぶ超大作なのだが、どうも駆け足で話を追いかけているような印象が強い。特に中盤、ローマにおけるジェダの活躍はもっと丁寧に追っても良かったのでは。 そうしようとすると、映画よりも連続TVドラマのような形式で10時間くらいかけて描いていくほうがあってる気がする。それだけ時間かければ、ジェダとキリストとの絡みももうちょっと深く突っ込めたと思うし。 ストーリー面ではそういった不満点というか、引っかかりと物足りなさを感じるところはあったけど、セットの豪華さは群を抜いている。ローマでの皇帝との謁見や、ローマ軍の行進など、大規模なエキストラとセットで度肝を抜かれる。 |
| 映像面ではもう一つ、やはり戦車競走を語らずにはいられない。巨大な競技場を舞台に、10台近くの4頭立て馬車が抜きつ抜かれつの大競走を演じる迫力は、TV画面からでも圧倒される思いだった。しかし、これはできれば映画スクリーンの大画面で見たかった気がする。迫力はTV画面の比ではないんだろうな。 トータルでみると、セットや馬車競走などの圧倒的な迫力が映画向きではあるが、聖書物語を絡ませたやたらスケールの壮大なストーリーは映画のような短編向きではない。そこにちょっとバランスの悪さを感じる作品ではあった。 |
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